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国境を越えて繋がる支援の輪

− 街は近代化が進んでも、やはり難民問題というのは複雑で特に人間の心のケアは最初におっしゃられていたようなPTSDなど2次被害もあるので、様々な角度からの長期的な支援は今後も必要ですね。

そうですね。例えば現在、アメリカのカンボジア移民は次の世代になりつつありますが、祖国の文化が失われ祖国のことをあまりよく知らないということは、子供達にとってはたとえアメリカで生まれ英語が話せてもアイデンティティが欠けているので非常に精神的に脆い状態にもなりますし、それが原因でPTSDになっている子供もいるので実際に移民の方の暮らしが必ずしも本当の意味で豊かになっているかというとそうでもない事実もあります。

− そういうお話を聞くといかに幼少期にその国の文化に触れる為の教育が重要かというのを考えさせられます。図書館事業は現在は、カンボジアの他にどんな国で展開されているのですか?

主にタイ、ミャンマー、ラオス、アフガニスタンです。もちろん、世界には他にもこういった援助が必要な国がたくさんあるのですが、私達の活動のスタートは最初にお話をしたように難民キャンプからスタートしているので現在はこれらの国の難民キャンプを中心に支援活動を行っています。

− シャンティではこの他にもたくさんの事業を行っていますが、日本では東日本大震災のボランティア活動も行っているんですよね?

はい。これもひとつ大きなチャレンジですね。面白いのはギブアンドテイクじゃないですけど、私達が支援してきた国の人たちが、これまで自分達を支えてくれたから今こそ恩返しをする時だと言って、なけなしの小銭をポケットから出しあって募金してくれたり励ましの声やお便りを届けてくれたりしているんです。恩って戻ってくるんだなぁって今回の件で改めて感じました。

− 困った時はお互いさまで、支援の心や輪は確実に広がっているということですね。アースタイムズの読者の中にもこれから国際協力に関わりたい、あるいはシャンティのようなボランティア団体で働きたいと考えている方がたくさんいます。入り口としてはどのようなところから始めたらよいですか?

いろいろな方法が考えられると思いますが、自分が興味ある分野でどんな形でもいいからボランティアスタッフとしてまずは参加してみることが早いと思います。相性もあると思うし、ボランティアに参加することでインターンシップのように実際の活動内容や日々の業務が見れるので、そういった中でこれと思う団体があればコミットしていけば良いし、重要なことはまずはじめの一歩を歩むことだと思います。

− シャンティは今年で設立から30周年を迎えられますが、様々な企画が動いているようですね。

はい。「本から本へ」など様々な企画が動いているのでぜひ、ホームページをご覧になって頂いて出来ることからで良いので一人でも多くの方に参加して頂ければと思います。

− 今日はどうもありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。

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・シャンティ国際ボランティア会のオフィシャルHPはこちらから↓
・シャンティの図書館事業がこれ1冊で良く分かる!
  「図書館は、国境を超える - 国際協力NGO30年の軌跡」

・今回、インタビューに答えてくれた鎌倉幸子さんの
『地球に笑顔のタネをまく課長のブログ』はこちら

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