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インパクトイングリッシュカレッジ

映画に明け暮れた学生時代。原点は毎週末、父に連れられて観に行った映画館。
― 幼い頃から、映画少年だったんですか?
はい、親父がものすごい映画好きだったから、物心ついた頃から一緒にたくさん見ていました。『ニュー・シネマ・パラダイス』の主人公のトトみたいな感じで毎週末、父が映画館に連れていってくれるのが楽しみで、当時は日本映画よりハリウッド映画が全盛だったので『スター・ウォーズ』『スーパーマン』『E.T.』『グーニーズ』といった洋画をたくさん見ていましたね。
― スポーツでも何でもそうですけど、親の影響ってやっぱり大きいですよね。ある意味、映画の英才教育ですね。羨ましい!
家にはそれこそゴダール、ヴィスコンティといったヨーロッパ映画から、『ベン・ハー』のような古いアメリカ映画から現在のハリウッドの作品、さらに果てはロシアのエイゼンシュタインの作品まで!本当に世界のいろいろな映画のビデオがたくさんありましたよ。
最初はスピルバーグやジョージ・ルーカスなんかの作品からはじまって、その後、ゴダール、フェリーニ、ヴィットリオ・デ・シーカ、アンジェイ・ワイダといったヨーロッパ映画をたくさん観るようになって。まさしく世界中の映画を見て育ちましたね。そして気が付いたら漠然と自分でも映画を作りたいなって思うようになっていました。
― 洋画ばかり見て育っていたら、やっぱり作りたいのは洋画だったんですか?
父の影響もあって自分の中では子供の頃から「映画」っていうと外国人が出ていて字幕が付いているものっていうイメージだったので、10歳ぐらいの頃からストーリーを書いたりしてたんですけど、主人公がスティーブって名前だったり、舞台がなぜかアメリカなんですよね(笑)
― なるほど、全編、英語で外国人キャストってところは初長編作品「Lily」にも繋がっていますね。そういう少年時代を過ごしたなら、海外への意識も高かったんじゃないですか?
僕、本当に勉強が苦手だったので中学生の頃って、まわりの友達も塾に行き始めたりするじゃないですか。僕も一応、親に言われて通っていたんですけど、すぐ辞めたり、クビになったりしてたんで、塾のフリーエージェントみたいなことやってたんです(笑)
そんなある日、本屋さんに行ったらジョージ・ルーカスの伝記をたまたま見つけて。その中にUSC(University of Southern California:南カリフォルニア大学映画学科)のことが書いてあったんですね。その時初めて、あ、世の中に映画を学べるところがあるんだって知って、ここに入りたいって思ったのが最初ですね。
― 中学生の時って目の前の受験の方がウエイトが大きいし、将来に対して漠然としている人の方が圧倒的に多い中で人生を変えちゃうぐらいの本と出会えたっていうのはある意味、ラッキーなことかもしれませんね。
中学生ぐらいの頃ってスポーツが出来る奴とか、頭がいいやつとかってモテたり特徴があったりするじゃないですか。でも、僕の場合はどっちも中途半端で・・・。でも、映画だけは誰にも負けないぐらい観ていたのと、映画が好き好きでしょうがないっていう気持ちは強かったし、この世界をもっと追求したいという感覚はありました。友達と一緒に映画を観ても観終わった後、延々と解説とか講義をしちゃうぐらいだったので、まわりから見たら変な奴だったかもしれないですけど。
― 確かにクラスにいたらちょっと関わりずらいかも(笑)進学先は海外を希望したんですか?
いや、これがそんな感じでまったく勉強していなかったので、2次募集でなんとか高校に進んだんですけど、相変わらず頭の中は映画ばっかり考えていたので、3カ月もしたら学校にも行かなくなっちゃったんです。それで結局、退学して、毎日、スーパーでバイトしながらまた映画館通いが始まっちゃったんです。
― うーん、良い意味で本物の映画バカですね(笑)素晴らしいことだけど、将来への不安とかはなかったですか?
これが正直、あまり深く考えてなかったんですよ。さすが親の方は「こいつはどうしょうもないな」と思っていたようで。でも、人に言われた通りのことをしたり、何処かの高校に再び入り直すのはなんか都落ちみたいで嫌だなとか変なプライドだけは持っていましたね(笑)。そんなある日、新聞でニュージーランド・フェアの広告を見つけて特に何の思い入れもなかったんですけど、環境を変える意味でも海外なら良いかもって思って最終的に親と相談してそのままニュージーランドの高校に行くことになりました。ニュージーランドへの留学費用はすごく安かったんです。
























